あなたの人生で大切な事はなんですか?
アンソニーロビンズのセミナーに、UPWというものがあります。
「Unleash the Power Within.(内なる力を解放せよ)」の頭文字を取ってユーピーダブリュと呼ばれています。
それは世界中から3000人とか1万人もの人が集まり、まるでお祭りのような楽しくワクワクするセミナーなのですが、その中で参加者達は自分の人生を見つめ直し、自分の中の怖れに向き合い、成長し大きな変化を起こします。
30年間自己啓発的な分野では圧倒的に世界一と言われ続けるセミナーです。
2009年9月、そのUPW開催地のシンガポールで、このイベントの企画が生まれました。
そのUPWに参加し、
そこで私たちが見たのは、多くの人の人生が変わり、
見たことのないような笑顔で人生を祝う何千人もの人たち。
アンソニーマジック。
それは、最高の人生を生き始める事を決断した、私たちの最初の一歩でもありました。
UPWがシンガポールで開催されたのは、実に5年ぶりのこと。
最終日、私たちは100人以上の日本人達と一緒に、最高の日を楽しみました。
その後一緒に食事をし、色々話しあった席でのことです。
この素晴らしい感覚、人生の最高の充実感をもっと多くの人とシェアしたい。
何をしたらいいだろう。
お互いの笑顔を見ながら、誰からともなく言いました。
「是非もっと多くの人たちとこの感動を味わえるように、一緒に何か世のためになる事をやりましょう。」
例えば世界のセレブ達が、高い意識や貢献の気持ちで参加するチャリティーパーティーのようなイベントはどうだろうか。
そして決まったのが、この『カンボジア夢の学校チャリティーイベント』 です。
皆さんは、学校を建設するのにどれくらいの金額がかかると思いますか?
何千万円でしょうか?
それとも、何億円?
何十億円?
日本で建てたら、一戸建てでも何千万円もかかります。
学校を建てようと思ったら、何十億円かかるか分かりません。
でももし、最高の仲間たちが、たった一夜、一つの会場に集まるだけで、ドーーンと学校が建ったらすごいと思いませんか?
なんだか、ワクワクしちゃいますよね。
それを実現しよう!というのが、この『カンボジア夢の学校チャリティーイベント』 なのです。
主催者の一人、クリス岡崎の友人に ジャパンリリーフカンボジアのバーナードさんという方がいます。
バーナードさんは元タイムの編集長をやっていた人で、今はもう70歳を超え、
ほとんど一人でカンボジア支援をされてきた方です。
そして、バーナードさんは20年近くこの活動に関わっており、今までに400以上もの学校建設等に携わってきています。
バーナードさんは長年の功績もあり、学校建設等の建設支援をする際には、世界銀行がなんと半分を負担してくれるそうです。
日本で学校をつくろうと思ったら、何十億円か必要になります。
でも、カンボジアに学校をつくるのには、だいたい150万~170万円くらいで建てることができます。
残りは世界銀行が出してくれるのです。
一人で寄付をしようと思ったら、個人の負担では少し大きいかもしれません。
ですが、今回のチャリティーイベントには、100~150名の仲間たちを招待する予定です。
そして、1口15000円の寄付を募ろうと思っています。
つまり、今回もし1人1口寄付をしてくだされば、それだけで225万円。
世界銀行が、半額負担してくれたとしたら、550万円が集まることになります。
これでなんと一夜にして、学校が建ってしまうだけのお金が十分集まってしまうのです!!
そして、これ以外にも ソーラーシステムや、パソコン、教材、数年分の教師の方への給与 も提供したいと思っています。
先ほど、シンガポールで私たちが話をして、この企画がスタートしたと書きましたがなぜカンボジア支援なのか・・・?
それには、私たちが聞いた、ある2つの話が関わっています。
1つ目はカンボジアでは、命の値段が安いという話です。
これを聞いたとき、私たちは本当に、ショックを受けました。
ご存知のとおり、カンボジアはまだ経済的に発展途上の国です。
日本で生活をしていたらありえないような話ですが、例えば子どもが腕の手術を受けなくてはならないことになったとき。
十分な保険に入ることができなかったり、手術代を支払うための十分なお金がない子どもたちは、腕を切断しなくてはなりません。
日本に住んでいる私たちから見たら、本当に、ばかげていると思うかもしれません。
もし、仮にあなたが同じ状態になったら、いったいいくらで腕を切断しますか?
こういった経済的な発展が加速しない理由のひとつは、教育の未発達が関わっています。
彼らには、まだ十分に勉強を受けられる場所や機会が少ないのです。
だから私たちは、今回のイベントがその改善に少しでも貢献できればと、心から願っています。
命の価値は、お金では量れません。
でも腕だけでなく彼らが、日本から見たら「たったそれだけで?」というお金で命を落としている悲しい現実があります。
もう1つの話をする前に、1つ質問をさせてください。
あなたの人生は、どんな価値がありますか?
ある1人の老人が、1人静かに息を引き取りました。
彼は1人暮らしで身よりもなく、晩年は何人かの友達はいましたが多くとつきあう事をせず、静かな余生でした。
しかし、彼を知る人たちは口々に、彼がいかに毎日幸せだったかを語りました。
彼の口癖は、「ワシは、貧しく、学も無く、才能に恵まれたわけではなかったが、素晴らしい家族がいるんだ。」
でした。
しかし、彼の死後、実は彼には身寄りがなく、子供たちもいなかった事が分かりました。
そして、もう1つ。
彼は、カンボジアでたくさんの学校を建てていたということが分かったのです。
何年もの間、こつこつと。
彼のおかげで学ぶことができた子供達が、カンボジアにはたくさんいたのです。
子どもたちは彼に感謝し、彼には素晴らしい家族がいたのです。
こういう人がいるということを、私たちは本当に嬉しく思います。
そして、彼はきっと誇りをもって本当に正しいことをやったんだという
確信を持って生き抜いたんだ と、そんな風に思います。
きっと人生に素晴らしい価値を感じて、晩年を過ごしていたのだと思うのです。
そして私たちは、これをみんなで一緒にできたら、活動の中で成長もするだろうし、何よりすごく嬉しいだろうなと思ったのです。
貢献もさせてもらって、ありがとうの人生に生きられることにも
素晴らしい価値を感じます。
ここから先はフィクションになりますが、ちょっとつきあっていただけますか?
もしみなさんの未来の子どもが、何らかの天性的な理由でその国に生まれてしまったことを想像してみてほしいのです。
そう、きっと6歳か7歳くらいの子どもです。
貧しい国で、水もない、健康的な食べ物もない、お湯も出ないような、放っておいたら字も書けずに、学校にも行けずに大人になってしまうような可能性があったら。
でも、そこで誰かが、教育を、そして何より学ぶ喜びを提供してくれたら。
きっと子供たちは先生に、ありがとうって言うと思います。
でも、先生は知っています。 子どもたちも知っています。
本当はその学校は国が建てたものじゃない。
国が建てるべきだと知っている、でも、「すべき」は当たり前だけれど、そうではなくて誰かが愛の心で建ててくれた学校なんだということを。
「僕は命の大切さを知っている
なぜなら学校で習ったから。」
「僕は人が困っているのを助けたいと思っている。
なぜならこの学校は、困っている僕たちのために善意で建ててくれた学校だから」
善意で育った子供たちは、
善意で育つと言われています。
愛の子どもたち。
誰かが善意で何かをしてくれたら、
どんな気持ちになりますか?
すこしだけ、その子のお父さん、お母さんになっていることを想像してみてください。
自分の子どもたちがカンボジアにいます。
「どうやって手を差し伸べたらいいかわからない」
「誰かに、子供たちが病気になった時に、そばにいて欲しい。」
「誰かに、子供達に学ぶことの喜びや感動を、教えて欲しい。」
私たちにできることはなんだろう?
そんなに多くはないかもしれません。
お金をあげればいい、なんて思っていません。
でも、もしかしたら私たちが思っている以上に少しのお金が大きな意味を持つかもしれません。
すこし考えてみてください。
もし、誰かが自分の息子や娘を助けてくれていたとしたら。
もし、誰かが息子や娘に学ぶ喜びや愛の意味を教えてくれたとしたら。
どれだけ、自分の子供の人生に、価値を与えてくれたでしょう?
お金では換算できないし、そんなことをいったら何億でもはかりしれない、と怒られてしまうかもしれませんが、本当にそういった価値が提供することができるかもしれません。
毎日私たちは知らないうちに携帯で少し余計に話していたり、いろんなところで数百円無駄にしているかもしれません。
でもその小さな集大成で、人の人生を変えることができるかもしれないということ。
みんなでこんな素晴らしい学校がつくれたらいいですよね